物を描く

先月、アニバーサリーカードを制作したんですが、

その絵を見てくださった方が

「物を描くときと人を描くときでは、夏目ちゃんの中でなにか切り替えとかあるの?いつも描く絵とは違う魅力があっていいね」と言ってくださって、

それからしばらくもやんと考えていました。

そうなのかなー、そうなんだろうかー、と。

 

coromo-cya-yaさんのお店には

ほんとうにいいものが詰まっていて、

わたしもとても好きで、なんで好きか考えた事があるんですが、なんというか、丁寧なんですよね。

清潔で丁寧でそれだけで生活が整うような気持ちになる。

 

 

「普段」よりすこし良いもの、丁寧に時間をかけたもの、がある場所。

 

今回は靴、タルト、シャツ、ミモザ、を描いたんですが、

そのシンプルなもののなかで、お店のいいところを表現したくて何度かお店にも通いました。

わたしのシャツを描きたいんじゃなくて、coromoさんに在るHouttuynia cordataのシャツが描きたくて。

 

それで、いろいろ描いたのを振り返ってみた結果、

物には嘘は付けないんだな、と、

そんなことを思いました。

 

 

人間や花は割と綺麗な嘘が付けるモチーフだけれど、

物になるときっと難しいんですね。嘘を許容できる部分が少ないというか。

うーん。うまく文章では現せない…!