通り過ぎる

 

実家にいながら、家の品々を片付けています。もちろん自分のものも。

でもすぐに片付けられないものもあって、なかなか進まなくなって来ました。

茶色いピアノや、もう動かなくなった鳩時計、思い出深い食器たち。

全部所持し続けられたらいいけれどできないから困ってしまう。

 

 

毎日実家にいながら茶色の犬と父親と妹と一緒に生活しています。

絵の仕事も時々いただいていて、家でできるので本当にありがたい。

朝ゴミを捨て、朝ごはんを食べ、メールを返信して、掃除と洗濯をして、

昼ごはんを食べて、片付けをして、絵を描いて、晩御飯を作って。

 

家族の形はどんどん変わって来たけれど、きっと今、最後の部分にいるんだと思う。

私たちはどんどん会う回数も減って、いつしか血の繋がった個人になる。

でもそれで良いんだ。

かぞくのさいごを贅沢に味わいながら、この家や思い出深い物たちと別れていく。

 

 

 

庭の金木犀は大体全部が落ちてしまった。

冬が来る気配がする。

 

庭の梅も松も金木犀も檸檬や金柑の木も山紫陽花どれもこれも好きだった。

でも、もう、お別れ。

いつか会えなくなるけど、思い出はなくならないから大丈夫。

 

 

・・・

 

 

今いろんな国のメンバーと進めているプロジェクトがあって、

自分のHPもプロフィールくらいは英語もつけなければ、、と思うので近日中にできるように進めています。

いろんな国の人とお仕事できると良いな。